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モチベーションの維持
皆さんこんにちは!ユウです。
今回は、英語学習におけるモチベーションの維持について記事にしたいと思います。
TOEICの勉強を進めていく上で、モチベーションの維持は非常に重要ですよね。
「勉強したのに、前回よりスコアが下がっている…。」なんて経験は、TOEICを受けるほとんどの方が経験すると思います。
私自身も、なかなか点数が上がらず「TOEIC900点を取れる日がくるのだろうか?」と何度も悩みました。
それでもモチベーションを維持することで、勉強を止めずに継続し、TOEIC900点を取ることができました。
はやり、何事も継続することが大切です。
そこで今回は、私がTOEIC900点を取得するまでに実施したモチベーションを保つ5つの方法について紹介したいと思います。
今回紹介したものの中で皆さまに合うものがあればとても嬉しいです。
ぜひ英語学習を苦痛に感じず、毎日の勉強を楽しみながら成長して頂けたら嬉しいです。
モチベーションを保つために実施した方法
1. 無理して勉強はしない
それでは、さっそく紹介していきます。
一つ目は「無理して勉強はしない」です。
継続して勉強していくからには、無理しての勉強は禁物です。
自分が勉強をしたい思った時に勉強するべきだし、反対に勉強したいと思っていない時は勉強は控えるべきです。
なので私は「勉強する気分じゃないけど頑張って勉強する」ことはしないです。
例えば私の場合、「通勤中はリスニングの勉強をする」と決めています。
しかし、家のドアを開けたとき「今日はリスニングしないで音楽を聞きたいな」と思った場合は、迷わず好きな音楽を聞いて通勤しています。
大切なことは、「どんな気分でも勉強すること」ではなく、「勉強したい!と思うような環境作りに力を入れること」だと思ってます。
やる気が起きない日は、「今日はそういう気分。そういう日もある」程度に捉えて、自分の感情を最優先にすることが大切です。
つまり、ポイントは、
- 勉強したい日に勉強する → OK!
- 気分がのっていないけど頑張って勉強する → NG!
- 気分がのってないから勉強しない → OK!
- 勉強をやろう!と思える環境作りに力を入れる → 重要!
という考え方です。
もともと勉強する習慣がなかった私ですが、このように思うことで継続して勉強する習慣が身につきました。
この「毎日完璧に続けるのではなく、気分が乗らない日はやらない」ことを前提にすれば、例え勉強が3日間しか続けることができなかったとしても落ち込むことがありません。
例え勉強できない日があっても、「今日は気分がのらないから勉強していないだけ。まだ勉強の習慣は継続していて気分がのれば勉強する」と思えます。
私自身、気分がのらずまったく勉強しない期間が2週間を超える時もありました。
それでもこの考え方をすることで、「勉強する習慣を付けることに失敗した」と思うことなく勉強を続けることができました。
この「勉強する習慣はまだ続いていて、今は気分がのっていないから勉強していないだけ。」と思うようになると、心理的なハードルが下がり、習慣化しやすかったです。
もし習慣化に困っているのであれば、この①「勉強しよう!」と思える環境作りと、②「気分がのらない日は勉強しない」を試してみるのもいいと思います。
2. 勉強に入りやすい環境を作る
2つ目は「勉強に入りやすい環境を作る」です。
勉強の入り口を低くすることで、勉強を始めるストレスを少なくし、継続して実施できるようになります。
環境は一度作ってしまえば、その後は何もしなくても毎日その恩恵に与れます。
勉強を習慣化するためには、環境作りは欠かせません。
気持ちよく勉強を続け、効率よく成長していけたら嬉しいですよね。
①机の上の整理整頓
まずは、「勉強する環境の整理整頓」です。
メンタリスト Daigoさんは、著書『超集中力』の中で、机の上や床が散らかっていると集中力が下がってしまう。ということを言っています。
部屋を歩いていて何か障害となるモノがあると、不安や恐怖といった感情を司る脳の偏桃体が反応してしまう。
「これはなんだ?」と警戒する本能が働き、そこにあるものに注意を奪われてしまうのです。
勉強する環境は常にきれいな状態にしておきたいですね。
確かに私自身、机の上が散らかっていると集中力が続かなかったです。
下の写真は、勉強を習慣化しようとしていた当時の私の机です。
机の上になにも置かないことで集中を妨げるものがなく、とても勉強しやすい環境です。
今はリスニングをするためパソコンを置いてますが、それでもなるべく机の上は整理整頓するようにしています。
②しおりを使う
続いては「しおりを使う」です。
しおりを使うと、勉強に入るハードルを下げれます。
私が思う「理想の勉強環境」の一つは、"「勉強をやろう!」と思ったときにすぐ勉強を開始できる環境" です。
もし勉強を開始するまでに手間がかかってしまうと、勉強をやろうと思う気持ちにブレーキがかかります。
例えば勉強を始める際、参考書を開き、前回の続きを探してページをめくる、という動作でさえ一手間です。
すぐに勉強を始める一番いい方法は、勉強を終えた際、本を閉じずにそのまま開いて置いておくことです。そうすれば次に勉強を始めるときにすぐ開始できますよね。
なので私は普段は本を開きっぱなしにしていますが、カフェで勉強したりする場合は持ち運ぶため本を閉じる必要があります。
そこでしおりを使うことで、勉強を始めようと思ったら、すぐに勉強に入れるようにしていました。
しおりを使用すれば、前回どこまで勉強したのか、今日はどこから勉強するのかを考える必要がありません。
さらに勉強中に、しおりの位置を動かさずにしておけば、今日どれぐらい勉強したのかも視覚的にわかります。
私のお気に入りのしおりはこれです。
簡単に挟めるところが気に入っています。
ストレスを感じることなく、簡単にブックマークできます。
勉強を開始するときもすぐに開けるので便利です。
もししおりを使われてないのであれば、自分のお気に入りのしおりを見つけてみるのもいいかもしれません。
③スマホアプリの二重化
続いておススメの環境作りはスマホアプリの二重化です。
私は、通勤中にリスニングをするために、私はスマホに音楽再生アプリを2つ入れています。
1つは音楽再生用、もう一つはリスニング用です。
なるべく手間を省きたいので、勉強を始めようと思ってから、スマホで行う動作は最小限に抑えたいと思っています。
多くても4タップ以内に勉強を開始できる環境にする。というのが私の考えです。
この「2つのアプリを使い分ける」を実践すれば、少ない手順で勉強を開始することができます。
下記、私のスマホ画面です。
いろいろなアプリを試してみましたが、スマホのロック画面に操作画面が出るアプリが便利です。
スマホの画面を開き、再生ボタンを押せば前回の続きから勉強を始めれます。
1タップで勉強を開始できるところが非常に魅力です。
3. 自分の成長を感じる基準を複数持つ
3つ目は「自分の成長を感じる基準を複数持つ」です。
TOEICの勉強において大多数の方がスコアが下がる経験を一度はすると思います。
この「勉強したのにスコアが伸びない」という状況ほどモチベーションを下げることはありません。
そのような状況になると、「今の勉強方法がそもそも間違っているんじゃないか」「効率の悪い勉強をして時間を無駄にしているんじゃないか」と悩み、そもそも「なんの勉強をしたらいいか」がわからなくなくなることもあります。
もちろんスコアは大切です。
しかし、自分の勉強内容が正しいかを判断する際に、スコアだけで判断するのは正しい方法ではないと思います。
なぜならTOEICのスコアと成長は比例関係にないからです。
大抵の人は、TOEICのスコアは下図のように段々と上がっていきます。
上記のように、比例して伸びるのではなく、停滞期があり、ブレイクスルーしてスコアが上がる。
そしてまた停滞期があり、ブレイクスルーして上がる。それの繰り返しでスコアが上がっていきます。
なので、スコアだけを見て勉強内容の善し悪しを判断しようとすると、単純にブレイクスルー前の停滞期なのか、それとも勉強内容が悪く本当に停滞しているのかがわかりません。
正しく勉強を進められているかを判断するために、勉強内容の善し悪しはスコア以外にも指標を持つべきです。
大切なことは、自分の成長を実感するために、複数の指標をもっていて、スコアが上がらなくてもどれかの指標で成長しているかという観点をもつことです。
例えば下記の図では6角形のレーダーグラフで記載していますが、自分の成長を測れる指標をいっぱい持ち、限りなく丸に近い状態になることが私にとっての理想です。
なんでも良いので成長を実感する指標をたくさん持っていると、「先月より明らかに単語量が増えた!」とか「英文を見てもあまり抵抗を感じなくなった気がする」等、スコアアップ以外に自分の勉強内容の善し悪しがわかりやすくなります。
皆さんが英語を勉強する理由はいろいろあると思います。
モチベーションが上がる要因も、皆さんそれぞれで異なると思いますが、全ての人に共通するモチベーションが上がる瞬間というのは、自分のなりたい姿に向かって自分が成長していることを実感した瞬間だと思います。
TOEIC学習は、「スコアが前回より下がったとしても、まぁよくあること」程度に思い、スコア以外の基準で成長を測れることが大切です。
そうすることでモチベーションを保てますし、自分の勉強が正しいかの判断が可能になります。
4. 積み重ねを可視化
4つ目は「積み重ねを可視化する」です。
自分が今までどれだけ勉強を積み重ねてきたのかを、本に書き込むことで視覚的に見えるようにしています。
例えば、私が使用している『金のフレーズ』ですが、一周終わったら最終ページに周回数と日付を書き込んでいます。
積み上げてきた回数が視覚的に見れると過去の自分が頑張ってきた軌跡が見えるのでモチベーションを維持できます。
私は、勉強を始めて本の扱いについて考えが変わりました。
以前の私は、「本を大切に使う」=「本をきれいに使う」ことだと思っていました。
なので、「本に書き込みするのは極力したくないし、風呂で読むなんて紙がふやけるから絶対できない」と思っていました。
しかし、今は考えが変わっています。
「本を大切に使う」ということは、「その本を使い倒し、得られるすべてを吸収し、自分が成長すること」だと考えるようになりました。
その本の存在意義を最大限に発揮させることこそが大切だ。と考えています。
矛盾するようですが、使い倒した本は愛着がでて、大切に扱うようになります。
私が使っている「金のフレーズ」は既にボロボロになっていますが、今後も捨てずにとっておくと思います。
英語を必死に勉強した時期を一緒に過ごしたこの本は、自分の一部のように感じています。
もちろん、本を使い倒した上でキレイに使えるのが一番だと思います。
本に対する考え方は また変わるかもしれないですが、現状は「買った本は使い倒すこと」を大切なことと考えて勉強しています。
5. 外部から刺激をもらう
①カフェ・図書館にいく
図書館に行くと、なにかしらの夢をもって勉強をやっている方が大勢いらっしゃいます。
年齢も幅広く、中学生ぐらいの人から、還暦を超えている方もいて、何歳であろうと夢に向かって努力している人達を見るとモチベーションが上がりました。
また、ジャンルも広範囲に及び、受験勉強している人も、法律の勉強をしている人も、経営の勉強をしている人もいて、英語だけじゃなくいろんなジャンルで頑張っている人達もいます。
そんな人達を見ると自分も頑張ろう!と思えます。
カフェも同じです。
お金はかかりますが、飲食ができ、気軽に行きやすいです。
私自身、仕事帰りにカフェに寄って勉強して帰ることをやっていました。
なかなかモチベーションが上がらないという方は、図書館やカフェに行って勉強するのも良いと思います。
②オンライン英会話をやる
外部から刺激をもらう方法として、「オンライン英会話」も一つの選択肢だと思っています。
実際に英語を使って生活をしている人と話してみると刺激をすごく貰えます。
特にReadingが時間内に最後まで終わらずTOEICの点数に伸び悩んでいるときに、英会話をやったときは衝撃を受けました。
講師の方のReadingスピードがとても速く、「初見の文をこんなに早く読めるのか!」と驚きました。
自分の伸びしろを感じ、頑張って勉強しようと思えたのを覚えています。
自分も練習をすればこんなに早く読めるようになれる!と思わせてくれました。
また、アウトプットの機会を得れるのも英会話の良いところです。
その日に勉強して覚えた単語や文法を、アウトプットすることで相乗効果を得れました。
料金はかかりますが、TOEIC900点を取って得られるものと比べたら安いと思い、私は英会話をやっていました。
刺激を受けた言葉
今回は私がTOEICの勉強をする上でモチベーションを保つために実施した勉強方法、考え方について5つの方法をご紹介しました。
最後に、私がTOEICの勉強をしているときに「良いな」と感じた言葉について紹介します。
武井壮さんが語る『ソクラテスの弁明』について
「無知の知」というね、彼が求めていたものっていうのはやっぱり、いつまでも自分が満足しないと。「もう自分は物知りなんだ」って満足しないっていうそういう気持ちだと思うんですよね。
いつまでも成長しても、まだ足りないまだ足りないって歩み続けていくことだと思うんで。
僕はそれを見て確かに「昨日すごい楽しいことあったな」と「今日なんかつまんないな」と思ったりした日があったりしたんですよ。
「こらいかん!」と。昨日の方が楽しいなんてあってなるものか!と。僕は今日も昨日の自分よりもよく物を知り、強くなるってことを続けていけば、もしかしたら昨日より今日の方が楽しくなるんじゃないかって。
この「昨日の自分より今日の自分。常に今日の自分が人生の最高点」という生き方が素敵です。
ハリー杉山さんのGOETH でのエッセー「manners makyth man」より
真の紳士か否かは、家柄や身なりによって決まるのではなく、礼節を身につけようとするその気概や、努力によって決まる
成長しようとする姿勢がかっこよく、とても素敵な言葉です。
山田知生さん著書『スタンフォード式 疲れない体』でドゥエック教授が語った「yetの効能」について紹介されていました。
成長マインドセットに誰でもシフトできる、簡単な「ひと言」があります。それは「yet」、「まだ~」という言葉です。
「~できない」と決めつけるのではなく、「まだ、~できない」と考える。「自分には無理だ」とあきらめず、「まだ、自分には難しい」とその先を見据える。
このように、たった一言「まだ」とつけるだけで、「自分はまだそのレベルではないけれど、いずれできるようになる」という思考に切り替えることができます。
なんにでも「まだ」と付けることで将来的に夢が叶う姿をイメージでき、モチベーションを保つ力をくれます。
中山教授、NHK「タモリ×中山伸弥が語る!遺伝子の世界」にて、
「病気、個性、能力は一生書き換えられないと考えられてきた。
しかし、遺伝子にはいろんなスイッチがあることがわかってきた。
例えば、私たちの遺伝子にはいろんな病気を防ぐ遺伝子がある、「糖尿病を防ぐ」「寿命を延ばす」「音楽能力アップ」など、誰しもその遺伝子を持っている。
病気になるのはスイッチがオフになっているため。」
「スイッチは切り替わることがあるし、戻すことができる。」
人は毎日の行動によって、遺伝子さえも変えることができる!という非常に勇気付けられる言葉です。
TOEICの点数が伸びない時も、色んな言葉に刺激をもらい頑張って勉強を続けることができました。
さいごに
最後までこの記事を読んで頂きありがとうございました。
今回は、モチベーションを維持する方法として私が実践した下記5つを紹介しました。
- 無理して勉強はしない
- 勉強に入りやすい環境を作る
- 自分の成長を感じる基準を複数持つ
- 積み重ねを可視化
- 外部から刺激をもらう
英語学習はモチベーションの維持が大切です。
皆さんが皆さんにとってのモチベーションが上がる方法が見つけ、夢に向かって楽しく勉強していくことを願っています。
以上、「TOEIC900点を取るまでに実施したモチベーションを保つための勉強方法5選!」でした。